モバイルBluetoothキーボードレビュー:特別編『EC Technology Foldable Keyboard』

2015年9月26日(土曜日)

EC Technology Foldable Keyboard

EC Technology Foldable Keyboard


今回は特別編です。Bluetoothキーボードマニアを公言していると楽しいこともあるもので、レビュー依頼が舞い込んでくるという事態に。
というわけで、Bluetoothキーボードを販売している『EC Technology』さんからカッコ良くて持ち運びにいい『Foldable Keyboard』を送っていただきましたので、僭越ながらレビューしようと思います!

【結論】
持ち歩く喜び、広げたときの整合性。叩きやすいキーサイズ、キーストローク。iOS9にまだしていないiPhone/iPadユーザーにオススメ! Windows(JIS配列)ユーザーはMS Universal Mobileキーボードでいいと思います。
追記:Windows10であれば、US配列への切替が比較的以前のバージョンのOSよりもタップ操作でたどり着きやすくなった(「すべての設定」→「時刻と言語」→「地域と言語」→「言語:日本語」→[オプション]→「ハードウェアキーボードレイアウト」→[レイアウトを変更する])ので、オススメです!

EC Technology Foldable Keyboard

EC Technology Foldable Keyboard

まず、従来はまったくそんなことをしないのですが「開封の儀」から。
シンプルな箱に、製品が折りたたみキーボードであることが一目でわかる写真がバーンと出ています。裏側には、キーボードの配列がしっかり写っていて、その左に対応OS、材質、電波の範囲、待機時間、内蔵電池容量、連続稼働時間、バッテリー寿命なんかが書かれています。キーボードマニアであるぼくはよくショップの店頭であてども無くいろんなキーボードの展示品を試したり、箱を眺めたりしていますが、きっちり箱に配列が写っているのは好感が持てます。これまでのレビューでも何度か書きましたが「あ、カギカッコが単独で打てる!」というのは、かなり重要なことなので。

EC Technology Foldable Keyboard

EC Technology Foldable Keyboard

中には、多言語で書かれた説明書と、充電用USBケーブルが入っています。このあたりは標準的ですね。もちろん説明書には日本語のページも。ただ、一部日本語が翻訳なのか読みづらいところがあります。まあ、説明書をよく読まないで使うことがほとんどな上、ペアリングの仕方さえわかれば特に問題はないと思われます。

EC Technology Foldable Keyboard

EC Technology Foldable Keyboard

ということで、いよいよ使用開始。キーボードは三つ折になっており、中心から左右に開くことができます。閉じます。また開きます…… とても小気味いい。これ、何度もやってしまいますね。何かが何かに変形する、というのはトランスフォーマーの例を挙げるまでもなく、それだけで夢中になってしまう要素だし「持ち歩く物」としての充実感がある。材質は表面がアルミニウムで、畳んだ状態だとハガキ大になりかなりコンパクトです。

開くとUS配列の5段キーボードが現れます。折りたたみの継ぎ目が綺麗に処理されていて、折る部分でキーが寄せられていたりということはありません。Bluetoothのペアリングは「Fn+C」キーで行います。OSの切り替えは「Fn+Q」でAndroid、「Fn+W」でWindows、「Fn+E」でiOSとなっています。

US配列なので、普段JIS配列のキーボードを使っているぼくのWindows環境では、キーの刻印と実際に打ち込まれる字が変わってしまうため(これは当然のことでキーボードには問題はないのですが)、今回はiOSで使うことにします。
追記:Windows10であれば、US配列への切替が比較的以前のバージョンのOSよりもタップ操作でたどり着きやすくなった(「すべての設定」→「時刻と言語」→「地域と言語」→「言語:日本語」→[オプション]→「ハードウェアキーボードレイアウト」→[レイアウトを変更する])ので、オススメです!

「Fn+E」でiOSモードに切り替えます。英語と日本語をiOSで使用している場合、入力言語の切り替えはソフトウェアキーボードでもハードウェアキーボードでも大抵地球儀のマークの付いたキーを押せばいいのですが、それがないので「Win+Space」を使用します。ただし!今のところ(2015年9月26日現在)iOS9ではそのキーの組み合わせでも入力変更ができません。地球儀マークがついているキーボードでさえそのキーが効かなくなっているので、これはiOS9の仕様のようです。iOS8だと「Win+Space」キーで切り替えることができます。

打鍵感は極めて良好です。広げたときのサイズが25.1cmくらいなので、これまでレビューした中でいうと「ThinkPad Tablet 2 Keyboard」に近いといえます。押下したときもキーストロークが1mm強あるのと、底打ち感が柔らかすぎず、打ちやすい。蝶番の左右で打鍵感が変わらないということも含め、こういったギミックを有するキーボードにありがちな打ちにくさというのは無いというのが意外。こういうのを「良くできている」と言うんだろうなぁ、という感じです。

vs MS Universal Mobile Keyboard

vs MS Universal Mobile Keyboard

さて、色々と比較してみようと思います。以前このブログのレビューで、OSをまたいで使うならベストバイでは、という結論となった『Microsoft Universal Mobile Keyboard』です。MSのほうはJIS配列なので、キーの並びから来る優劣はこの際考えないことにしますが、どちらも5列というところでそこまで大きな差異は…… エンターキーですね。MSはエンターキーが縦に大きくなっていますが、このFoldableはエンターキーが横に2キー分のサイズ。カーソルキーはMSのほうは上下キーが半分のサイズに詰められていますが、こちらはきちんと1キー分あります。
iOS(しつこいですがiOS9だとだめなので、iOS8です)Fnキーを組み合わせることで例えば音楽の再生だったりボリュームの操作だったり、コピー&ペーストだったりということができるあたりは、おおよそ様々なキーボードについている機能ですので特筆すべき、というところでもない感じはしますが、しっかり働きます。

MSのほうは切替スイッチで最大3台の端末とペアリングできますが、こちらのFoldableは、切替こそできますが、端末とのペアリングは1台なので、端末を変えた場合はペアリングし直しです。機能的にはそのあたりの違いですが、やはり大きな違いは「重さ」ですね。このFoldableは185グラム弱。MSは220グラム強(カバー無し)なので、この重さの違いは大きい。折りたたむとハガキ大(厚みは1.5cm)になることもあり、簡易的なタブレットスタンドと一緒に持ち歩いても、大変にカバン内スペースの節約+軽量化となります。

vs TOR-BT02

vs TOR-BT02

次に比べたのは二つ折りの「ミヨシ TOR-BT02」です。こちら、材質が樹脂なので重さが145グラム程度、Foldableよりさらに軽いということになります。しかも6列JIS配列です。折り畳んだサイズもFoldableとほぼ同じハガキ大。これはなかなか比較対象として強敵です。BT02は、中央で二つ折りかつ、Foldableのような分割した底板を綺麗にスライドして収める機構がないため、蝶番付近の[T][Y][G][H][V][B]のキーが大きく作ってあります。そのため、いつもフルキーを打っていたりすると微妙な位置のズレに指が対応できずにミスタイプが多くなってしまうんですね。とはいえJIS配列のキーボードはiOSマシンではかえって使いづらいので、Windowsを使いたいときはBT02、iOSを使いたいときはFoldableという選択になると思います。二つも似たようなモノを持てるかって? Bluetoothキーボードマニアにそれは愚問というもの。持ち歩く端末によって別のキーボードをチョイスする。それがジャスティス。

ということで総評になりますが、iOSユーザーで、(1)スタイリッシュで(2)軽くて(3)打ちやすい キーボードを求めているなら、これ。ただしiOS9にアップグレードしてしまった人、買った端末がすでにiOS9だった人は、英語/日本語切替やFnと組み合わせて使うキーが不自由なことは覚悟してください、という感じです。iPadのフタにはならないし、スタンドもついてないですが、折りたたみのギミックと、そのギミックがついていても整ったキーボード、というのはかなり良いです。軽いので、iPadにくっつけるカバーを別途持ち歩く余裕もできます。

このあたり、US配列のキーボードってのは、(MADCATZのSTRIKEMもそうなんですが)普段使い慣れてないとWindowsタブレットで使うのがつらいのだよなぁ。OS側でどんなキーボードが繋がってるか判定してキーアサインを自動で変えてくれればいいんですけどね。
つくづく、変換なんて動作を挟まなければ数多くの文字を打ち分けられない言語を入力することの難しさみたいなものを感じます。
追記:Windows10であれば、US配列への切替が比較的以前のバージョンのOSよりもタップ操作でたどり着きやすくなった(「すべての設定」→「時刻と言語」→「地域と言語」→「言語:日本語」→[オプション]→「ハードウェアキーボードレイアウト」→[レイアウトを変更する])ので、オススメです!

ということで、今回は特別編ということで、『EC Technology Foldable Keyboard』のレビューをしてみました。いつも持って歩くものだから、持つ喜びみたいなのは重視していいと思うんですよね。


モバイルBluetoothキーボードレビュー:その4『ThinkPad Tablet 2 Bluetooth キーボード』

2015年6月18日(木曜日)

ThinkPad Tablet 2 Bluetoothキーボード

ThinkPad Tablet 2 Bluetoothキーボード


連日更新したいとかではないのだけれど。なんとなくこうやって駄文(読ませてすみません)をババババーっと書き連ねたくなる感じでして。
さて、今回は(今回も)ベストバイな感じの『ThinkPad Tablet 2 Bluetoothキーボード』です。(リンク先は日本語キーボードじゃなくて英語キーボードのほう。なぜなら、日本語のほうはLenovo公式では取り扱い終了してしまったのか、掲載がなかったので)

ずっとWindows用のキーボードばかり紹介している気もしますが。まあ、iPad持ってたらLogicoolの使えばいいじゃん的に落ち着いてしまうため、先にWindows用のを紹介している感じです。

前回のFILCOが重量級とすれば、このキーボードは薄いんだけど面積がデカイ、となります。iPad Airよりも、長辺方向に2センチちょっと長い。なので、やはり10インチくらいのタブレットが入るカバンをお持ちなら、一緒にどうぞ、というところ。

【結論】

十分なキーピッチ、ポインティングデバイス、スタンド、ファンクションキー完備。完膚なきまでにノートPC代わりにタブレットを使いたい! という需要を満たすキーボード。『モバイルBluetoothキーボードレビュー:はじめに』で書いたような加点ポイントがだいたいついてるという意味でほんとうに良いキーボードだと思います。

【特徴】

一番の特徴はThinkPadっぽさと言いますか、ほんと、ノートPCのキーボードを薄く切り取ってそのままモバイル用にしたような外観。自分はThinkPad Tabletは所持してないのですが、組み合わせたらノートPCのになるような感じ(公式サイトの写真とか見る限り)。もちろん、他のタブレットでも似たような大きさならいけるんじゃないでしょうか。レビューとか検索してみると、Xperiaのタブレットで使っている人もいるみたいです。

見た目もカッコイイので、そういうところにこだわりのある人にもおすすめ。

【大きさや重さ】

重さは測ったところ350gありました。300gを超えると重いかな、と感じてしまうぼくですが、許容範囲です。見た目の大きさに対しては軽い。長編が26Cmくらいあるので、キーピッチとしてもしっかり打てる。狭っこい感じは一切しない。

奥行きもそれなりにあって、これがないと立てかけたタブレットが倒れちゃうからだと思うんですが、そういう点でもしっかりしたキーボードだと言えるんじゃないかな、と。

【キーのいろいろ】

使っていて気になったのは二点。まず、右端のキーは幅を詰められていて、音引き(ー)を多く使いたい場合はちょっと小指が迷う。慣れの問題かもしれないけれど。

モバイルキーボードは、いろいろ使ってみると、右端のキーの幅を詰める傾向があるので、そういうものだと割り切るしか無いんじゃないかと思ってます。なんかこれ、あまり使わないキーだけ微妙に幅を削って全体的に詰めたみたいな配列ないんですかね。(ないです)

次に気になったのが、ファンクションキー。デフォルトで、ファンクションキー(F1~F12とか)じゃなくて、マルチメディアキーっぽい動作が設定されている。Fn+ESCキーで、ファンクションキーに切り替わる、らしい、のだけれど、タブレット本体によるみたい。キーボード内でハードウェア側で切り替わっているのではないようです。

それ以外は気になるところはなく、薄いわりに数ミリのストロークは確保されていて、しっかり打てる、ペナペナ、カチャカチャ、というのではなく、パタパタ打てる、というとなんとなく伝わる、かな?

【その他】

スタンド部分は、溝に挟むだけでなく、シャコっ!という感じで支えの部分を変形させることができるので、案外いろんなサイズのタブレットを安心して立てかけることができる。とはいえ、厚みが7mmくらいの端末が限度。これ以上厚いタブレットでも、角があるものなら立てかけることは可能。Miix2 8 のように角丸でもはじっこだけ薄くしてあるようなのはきちんとハマります。

溝が7mmくらいの幅で、これを超える厚みの端末だと、立つことは立つけれども、タブレット画面を指でタッチしようものなら、「ズコー!」という感じで手前に滑ってきてしまうという。まあこれはしょうがない。そもそもThinkPad Tablet 2のために作られているわけなので。

ポインティングデバイスは、光学式。キーボード中央の赤いポッチをなぞると、カーソルが動きます。ギューッと押すタイプ(昔のTrackPointのような、あるいはニンテンドーのNew3DSのCスティックのような)ではないです。最初ギューって押してカーソルが動かなくて焦った……

そのほか、電源スイッチがわかりやすく、誤動作する心配がないのも良いですね。

ということで、良いことずくめなんですが、いかんせん面積が大きいのでこれが入るカバンを持ち歩いている人ならOKという感じ。小さいほうがいい、という場合は、前に紹介したMicrosoftのMoblieキーボードのほうが良いかと思います。(ポインティングデバイス無いけど、画面タッチすりゃいいだろ、ということで)


モバイルBluetoothキーボードレビュー:その3『FILCO Majestouch MINILA Air(黒軸)FFBT68ML-NB』

2015年6月18日(木曜日)
FILCO Majestouch MINILA Air(黒軸)

FILCO Majestouch MINILA Air(黒軸)

いつもブログを忘れた頃に更新している気がします。ここまでくるとモバイルキーボードと呼んでいいのかわかりませんが、カバンに入らないわけではないのと、Bluetooth接続なこと、そしてモバイルの際でも「しっかりとしたキーボード」という選択肢を考えて、紹介します。『FILCO Majestouch MINILA Air(黒軸)FFBT68ML-NB』です。

FILCOのキーボードを買うのは、実に15年ぶりくらいです。その昔、SONYから「VAIOコンポ」というフロントローディングタイプのCD-ROMドライブと、銀色でコンパクトな筐体がウリのデスクトップパソコンが出ていたのですが、それにFILCOのトランスルーセントカラー(当時流行ってましたよね、半透明)のメカニカルスイッチ方式のキーボードを使っていたんです。メカニカルスイッチですから、とにかくカチャカチャうるさい。夜中に作業することが多かったので尚更だった、みたいな印象があります。それ以降はいわゆるデスクトップPCというのは買っていないので、まあ、思い出話としてはそんな感じです。

【結論】

ノートPCのキーボードがペナペナしててダメだ! という人は、10インチ以上のタブレットと組み合わせて持ち歩くと大変良いのでは。10インチ以上と書いたのは、それくらいのを持ち運ぶ人にとって、このキーボードの重さはどうってことないだろうから……

重量が、電池(単4乾電池2本使います)を除いて680gと、重いです。けれど、その重さに打鍵の安心感があるので、これはもう重さも機能のうちだと思います。

【特徴】

選べるキーストローク(軸)
なんといっても、最近のノートPCやペナペナした感じのモバイルキーボードとは全く違うそのキータッチ、キーストロークが一番の特徴だと思います。長らくデスクトップ機を使ってこなかった自分にとっては、これだ、これがあれば勝てる!みたいな雰囲気。

今回は「黒軸」という重めの(しかし、底打ちしなくても文字が入力される)ものを買いました。ぼくは打鍵圧が高い(すぐキートップの刻印が削れる)んで、重いキーで底打ちしないで済むほうが腕への負担も軽いと考えています。店頭で実際に触って確かめてから買いましたので、そのへんで後悔しそうな人はいきなりアマゾンで買うんじゃなくて店頭で試すのが良いと思います。

乾電池駆動
前回紹介したエレコムのFBP013のように、乾電池駆動です。まあ、これ、家やオフィスで置いて使うだろ、ということで予備電池さえ手元にあればどうでもいいことのように思えます。

【大きさや重さ】
さきほども書いたように、重いです。大きさは、幅が約30cm(測ったら297mmだった)あります。僕の手だと右小指がEnterにすぐ届かないですね。20cmくらいのモバイルキーボードに慣れてしまっているからか、Enterキーってこんなに遠かったっけって思います。

そしてこれはぼくの癖なのですが、とにかく連文節変換がヘタクソで、昔のワープロを使っていた時代の名残で、すごく細かく分節を切るという癖がある。しかも句読点は独立して一字分だけ叩いてしまう。こういう使い方をすると、どうしたってEnterキーを叩く回数が増えるため、まったくよくない。これは文章作成のスピードに如実に関わるのでどうしようもないですね。

【キーのいろいろ】
68キーなので、おおよそファンクションキーだったり、HomeやPgUp的なキーはFnキーとの複合で使うことになる、ということで、モバイルキーボードならではの観点、複合キーが押しやすいか否かみたいな話になるんですが、これ、相当扱いやすいです。

Fnキーがスペースキーの両脇についているので、右手左手どちらの親指でもスッと押せるため、それほど不便は感じないです。WASDではないのだけれど、ESDFに↑←↓→が割り当てられているので、カーソル移動をしたい場合でもいわゆるホームポジションから手を動かすことなくFnキーとこれらの組み合わせで移動できてしまいます。当然、日本語入力中の文節位置変更にも使うことができるので、通常のキーボードよりもかえって使いやすいのではないかと思ってしまうほどです。

そして、このキーボードは裏面に用意されているディップスイッチでいくつかのキーをハードウェア的に切り替えることができます。左右のFnキーをスペースキーにしたり、Escキーを「半角/全角キー」にしたりすることができます。押し間違えやすいWinキー(Appキーも)を無効にすることも可能。このあたりは、自分の使い慣れた設定ができたらラッキー程度かな、とは思いますが(自分はひとつもディップスイッチをいじらないで使えている)。

キー位置で言えば、ぼくは日本語入力(IMEのON/OFF)を、IMEのキーアサインで「変換キー」で行うというのをここ20年やっていたのですが、(Windows95の時は専用のフリーウェアで変換キーをIMEのON/OFFにしていたほど)このキーボードには「変換キー」というのがなく、Fnキーとスペースキーの組み合わせで使います。かたや、左Fnキーの左隣に「無変換キー」がありますので、これをIMEのON/OFFに割りあててもいいかなと思いました。右Fnキーの右隣に「Kana」キーがありますので、キーアサインのカスタマイズでこの辺りはどうとでもなると感じますんで、普段どのようなキーに何を割り当てて使っているかによって、一番使いやすいようにするのが良いと思います。

【その他】

iOSへの対応が気になるところかと思いますが、他のJISキーボードと同様、一部記号がズレますので、iOSでの使用はあまりお勧めしません。

機器は3台登録することができ、3台を超えると最初に登録したペアリングが消えて更新される感じです。Bluetoothにおけるチャタリングだったり、入力レスポンスという点では、今のところ気になるところはありません。

考えながら文章を打つ時間というのは、思いもかけず長いものですので、IMEやエディタの入力~画面描画が遅いようなタブレットPCで使う場合はどんなキーボードを使ってもどうしようもないわけで。Bluetooth機器との相性みたいなのはどんな組み合わせでもあると思います……

ちなみに、最近まで、家のタブレットPCのマウス操作がすっとろくて、こりゃダメなタブレット買っちゃったのかなとかずっと思ってたんですが、ふと思い立って有線マウスを繋いだらすばらしく快適で、キーボードは打ち漏らしないのに、マウスはダメなのかと、びっくりしました。マウスをUSBアダプタをつける方式の無線マウスに替えたら、まったくストレスなくなったんですけどね。余談でした。

あと、裏側に足がついていて、奥側が6mmほど持ち上がります。この状態でぼくはパームレストを使ってどのキーにも指が届きやすいように調整しています。あの、こういうの、こだわるとほんと肩コリとか腱鞘炎とかを避けるのに役立つので、ガシガシ文章を打って手を痛めている系の人は、やってみるといいと思います。キーボードの下にタオルを敷いて高さを調整したり、タオルを丸めて手首に敷いてみるなんてところからがお勧めです。

そんなわけで、キーボードをダカダカ打ちたい御仁は、最近の無線キーボードとしては高いかもしれないんですけど(12,800円くらいする)、快適な打鍵生活のために検討してみても良いのではないかと思いました! もうキーボードは増やさないぞ!(何度目かの淡い決意)


モバイルBluetoothキーボードレビュー:その2『ELECOM TK-FBP013』

2015年3月21日(土曜日)

TK-FBP013BK

TK-FBP013BK

さて、二回目の今回は、5年に渡り愛用(いくつものキーボードを乗り換えているのに「愛」もあったもんじゃない、浮気症だ)しているキーボード『ELECOM TK-FBP013』。なんと電池駆動。

エレコムダイレクトショップ『TK-FBP013』のページ

【結論】
7~8インチのWindowsタブレットを使用しているならぴったり。狭いキーボードを打ちづらいと感じたり、乾電池駆動、スタンド無し、というのが気掛かりになるならNGか。アマゾンのレビューにチャタリング報告が多め。

まず、iOSでの使用はまったく薦めません。JISキーボードなので、配列(キートップの印字)が違ってしまうのは、本当につらい。

実はこれ、2009年くらいにPS3用に買ってあったんですね。で、2010年に初代iPadが出て、そのとき僕はUS配列とJIS配列の違いを如実に感じたことがなくて、iOSが要求するのがUS配列のキーボードだとは思ってもいなかったんですね。それでiPadにつなげて使って、なんと使いづらい(そりゃカッコの位置がずれるんだから)んだろうと、またPS3専用になっちゃってた。

ところが、LenovoのMiix 2 8を使うようになってから、これが大活躍。荷物をコンパクトにまとめたいけど、それなりの仕事はしたい、という欲張りな状況でもかなりイケる。

【特徴】

キーボードにそこそこ角度がつく
キーボードが平坦ではなく若干角度がついておりく、底面の足を起こすとさらに角度がつく。モバイルキーボードは机の上に置くとペタッとしてしまうものが多いことを考えると、これだけでも打ちやすさが違うものかと感激してしまう。案外角度つけられないキーボード多いので、これは加点ポイントだなぁ。

9台の端末が接続可能
PS3につないでいたし、その後もいろいろ繋いだのだけれども、9台まで接続可能で、切替もできます。ただし、インジケーターなどがないので、今何番目の端末に繋いでいるのかよくわからないというのはある。

乾電池駆動
モバイルガジェットばかりを追いかけていると、いまどき、miniBで充電できない機器のほうが珍しいみたいな感覚に陥ってしまうのだけれど、なんとこれは乾電池駆動。まあ、どこにでもコンビニあるから万一のときでも買えるし。それ以前に、全然電池がなくならない。これまでに2回くらいしか変えたことない感じする。充電式の乾電池では使ったことがないので、なんとも言えない。

【大きさや重さ】

横幅が221mmで、まさにミニキーボードという感じが良い。かつて、Libretto20と50を持ってたんですけど、ああいう感じを彷彿とさせる。キータッチも思い出してみれば近いかも。重さは乾電池込みで実測260gくらい。ミニキーボードとしては標準的かな、と思います。前回の『Microsoft Universal Mobileキーボード』がカバー込で360gだったことを考えると、まあ、軽いですね。外装がプラスチックだからか、そんなにずっしり感はないので良いかも。300g~400g台のタブレットと組み合わせても、ノートPCほど重くならないというのもポイント。

【キーのいろいろ】

  • 日本語入力に必要なキーはひと通り揃ってます! ファンクションキーもあるし。複合キーを使うとしたら、[Fn]キーとカーソルキーの組み合わせで[PgUp][PgDn][Home][End]を使うくらい。83キーです。
  • 驚くほど[¥]キーが小さいですが、ぼくはお金のことをほとんど書かないので使わないですね(ぇ
  • 83キーということもあってか、スペースバーの右側には[Alt]や[Ctrl]はありませんので、右手でこれらを打鍵する人はつらいかも。
  • キーの打鍵音がパンタグラフ方式ということもあってか、若干チャカチャカいう。キーのあそびの部分で鳴っちゃうんですね、どうしても。これはどんなキーボードでも(シリコン製じゃなければ)だいたい避けられない。そんな感じなので飛行機の中で打鍵圧の高いぼくは指の腹でそろそろ叩くという感じだった。とはいえキーを叩いてる感はちゃんとあるので、バリバリ打てる。
  • 【その他】

    Bluetoothキーボードマニアになったときには、すでに所持していたわけで、しかも今でも現役。5年以上使ってるので、ひょっとしてベストバイに最初に出会っていたのでは? と思えてしまうほど。価格もアマゾンで3,000円くらいと大変リーズナブルなので、コストパフォーマンスは良い。WindowsでJISキーボードを使いたい人で、「できるだけ小さく」だけど「ちゃんと打てる」のが欲しいというならこれ、かなぁ。


モバイルBluetoothキーボードレビュー:その1『Microsoft Universal Mobile Keyboard』

2015年3月10日(火曜日)
Microsoft Universal Mobile Keyboard

Microsoft Universal Mobile Keyboard

ということで、キーボードレビューの一番手は、先日(2015/3/6)発売になったばかりの『Microsoft Universal Mobile Keyboard』。実際にこのエントリもこれを使って書き始め、他のキーボードに替えたりしながら比較して書いている。

マイクロソフトのサイトへのリンクは下記のとおり。
Universal Mobile Keyboard (ユニバーサル モバイル キーボード)

【結論】

iOS,WindowsおよびAndroidOSといった複数の端末を持っていて、Bluetoothキーボードを一つで済ませたい場合はお勧め。そういう場合については今のところ(何枚もキーボードを使ってきた身として言うなら)ベストバイ。使用したいタブレットが9~10インチサイズのものなら、尚更最適。

どのOSで使う分にも(それらOS専用に誂えてあるキーボードと比べたとして)及第点とれるレベル。スマホやタブレットを複数台持っていてOSも混在している状況で、Bluetoothキーボードを一つしか買わないのであればほんとうにこれが良いと思う。

カバーもスタンドもついているのはとても良い。後は価格で、Amazonで8,600円くらいするので、すでにそこそこ満足しているキーボードを持っているなら、買い替えに値するかは、比較して生産性が上がるかどうかで考えるしかない。

Windowsで使う場合、日本語変換に関するキーが独立して存在していないと気持ちが落ち着かない人は他も検討したほうがいい。きっと、半角/全角キー、変換・無変換キー、独立ファンクションキーが無いことに戸惑うし、長音「ー」を打つ際に最上段にあるマイナスのキーが小さめなのも気になってしまうだろう。

iOSでのみ使う場合、他にもいっぱい色々なキーボードを選べるので、選ぶ楽しさを取ろう。

【特徴】

3つのOSに対応した切り替えスイッチ
これ、スイッチにウィンドウズやアンドロイドのアイコンが書いてあるけれど、どこに何をペアリングしても良いみたいです。切り替え直後の再接続もスムーズで、電源のOFF/ONだとかそういうのも不要。大変にインテリジェンス。

スタンドにもなるカバー
実はこれが最もこのキーボードを特徴づけていると思っていて、カバーとしてはマグネット式で脱着可能な上、裏返すと厚み1cmまでのタブレットを立てかけることができる。合体や変形は夢のギミックなのでかなり重要。カバー部だけで100g以上ある。

キートップの刻印
Microsoft製品なのに、ウィンドウズキーがない! もちろん、家の形をした刻印のあるキーが「ホーム」でこれをWindowsOS使用時にはウィンドウズキーとして使うのだけれども、これがちょっと意外。

ウィンドウズキーが結構好きなので、ここはいろんなOSに対応していることを差し置いてウィンドウズマークにしてほしかった。(文字のキーの中にいきなりウィンドウズのマークのキーがあるのは相当シュールだと思いません? 家のマークでもシュールだけど。)

ロックボタン
タブレット端末をすぐロック状態にできるロックボタンがキーボードの左上にある。ボタン群は、このロックキー以外に音量調整や音楽再生用のボタンなどがある。うーん、今考えるとこれら、ファンクションキーにしてくれてもよかったのでゎ……

【大きさや重さ】

ぼくは持ち運び用途において、小さめのカバンを使いたいので、キーボードの横幅に対する観点は打ちやすさとしての横幅ではなく、携帯性を考えたときの横幅になる。基準となるのがiPad miniの長辺で、これより長いと大きいなぁと感じてしまう。こんなことを思うのは少数派だとは思うけれど。

その個人的な感覚を除いて考えると、このキーボードは打ちやすい左右の長さ(24センチちょい)があり、9~10インチのタブレットに最適なサイズだと言える。実際iPad Airをスタンドに横置きにするとピッタリ。

重さは、カバー兼スタンドを装着した状態で350gくらい。カバーをはずすと220gくらい。カバーのついた状態だと実はモバイルキーボードとしては重い部類です。二回りデカい『ThinkPad Tablet 2 Keyboard』(後にレビュー予定)と同じくらいの重さになってしまう。

ただ、使用しているタブレットが9~10インチなら、ある程度重さがないと安定しないということもあり、カバーの100gくらいをどう考えるかは使う人次第かな、と思う。ぼくは重さを減らしたいけれど。

【キーのいろいろ】

いくつかキーを叩いていて気になったことなど。

  • ファンクションキー(F1~F10)なし。[Fn]キーと数字キーを同時押しで使用。ただし、[Fn]キーが珍しく右下にあるので、普段左下に[Fn]キーがあるキーボードを使っている人は戸惑うかも
  • [英数]キーがスペースバーの左に、[カタカナひらがな/ローマ字]キーがスペースバーの右にある。iOS使用時には、入力切替に使えるので、例の予測変換ウィンドウがいつまでも消えないときはこれらのキーをパパッと叩いて消すことができる!
  • 数字キーほか最上段のキーがやや小さめ。このためか[-/=]キーが遠く感じる。これは手や指の大きさにもよるので使う人次第ではあるが、長音で音引き「ー」をよく使う人は要注意。
  • [Home][End][PgUp][PgDn]にあたるキーは無く、そのかわりに[Fn]キーとカーソルキーを同時押しで使うことになる。
  • キーはいわゆるアイソレーションタイプで、各キーが1mmほどの間を開けて並んでいる。そのためか打ち間違いは少ない。キータッチやキーの沈み具合は良いと思うし、あそびも少ないけれど、プラスチックっぽい音がするのは好みによると思う。打っているときの音は「チャチャッ」という感じになる。「パシパシパシ」とかではない。キー表面は若干ざらざらしている。

【その他】

電池は6ヶ月持つそうです。すごい!(まだ6ヶ月経ってないし、ぼくは頻繁に充電してしまうほうだ)

なんかもうちょっと独自視点やバッグに入れた写真とかがあればいいのかもだけれど、とりあえずこんな感じです!


モバイルBluetoothキーボードレビュー:はじめに

2015年3月7日(土曜日)
Mobile Bluetoothキーボード

Mobile Bluetoothキーボード

FacebookやTwitterでたまにつぶやいているのでご存知の人も多いと思うが、ぼくは異常なまでにモバイル用途のBluetoothキーボードに執着がある。

ここ数年この「キーボード探求病」とでも言うべきものが加速していて、おそらくそれは年に一度くらい苦しむ腰痛に起因する。基本的に荷物が多いことから、腰をやってしまうのがイヤなので、1キロを超えるノートPCは一切持ち歩きたくない。

その状況で、できるだけ小さいカバンで出かけつつも、喫茶店などの落ち着いた場所ではスムーズに文章を打ちたいという若干矛盾した思いもあり、これがすなわちBluetoothキーボードに執着する根拠となっている。

ちなみに、多用しているタブレットは、Apple iPad mini(2014版/回線入り/iOS)と、Lenovo Miix2 8(回線なし/WindowsOS)の2つである。なのでBluetoothキーボードはこれらを切り替えて使えるものが良いように思える。

各OSが要求するキー機能が微妙に違うこともあり、このあたりを飲み込んだよくできたキーボードもあるが、妥当なところとしては各OSでそれに合ったキーボードをそれぞれ購入することだと考えている。

逆に、WindowsOS用かiOS用のキーボードのどちらか一つを買って、いろいろなOSで使おうとすると、それはそれで使いづらいので、これは考えない。

2010年にiPadが発売されたとき、JIS配列の(WindowsOS向けの)Bluetoothキーボードを接続して使ったところ、キー刻印と実際に入力される文字がずれるので、ストレスで文字を打つこと自体がイヤになってしまったし、それくらい、キーボードというのは大事なものだと思う。

さて、これまで購入したキーボードは「枚」挙に暇がないという状態だが、何枚購入しても、まだ「ベストバイ」と出会ったという感触は得られていない。言ってみれば「みんな違ってみんないい」なのである。

とはいえ、一つ一つを見ていくにあたり、どういう観点でぼくがキーボードの良し悪しを考えているかを明示しておく必要があるだろう。今回はまず手始めにそれについて書いておきたい。

【どのOSで使用する場合においても、共通する加点ポイント】

  • カギカッコのキーが単独で存在する。:小説やシナリオを書く手前、カギカッコが複合キーになっていると、まったく役に立たない。US配列のキーボード(iOS用に多い)は、複合キーになっている場合が多い。

    これはアルファベット文字圏の人は、「[」や「]」(いずれも日本語入力をするときにカギカッコとなるキーである)をあまり使わず、そのかわりダブルクォーテーションを使うからではないかと推測している。

  • スタンド機能がついている。:タブレットやスマートフォンは垂直に自立しないので、キーボードにタブレットを傾けて置いておくことのできるスタンド機能がついていると嬉しい。

    無くても、300円くらいでタブレットやスマホを立てかけるスタンドは売っているのでそういうのを使うことはある。だが、スタンドが別だと、机の上に置くときに一手間かかるので、まったく美しくない。角度がいくらかつけられるとベターだが、あまりそこまではこだわっていない。立てかけられれば一応はそれで良い。

  • 電源スイッチが操作しやすい(位置と形状):自動でON/OFFしてくれるのが良いが、そうでない場合はON/OFFがわかりやすく、クリック感のあるスイッチが付いている必要がある。

    「今ONなのかOFFなのかわからない」「押せたのか押せてないのかわからない」というスイッチは、大変に神経をすり減らしながら使うことになる。あと「長押し」ってのはほんとうにダメなインターフェースの象徴(まず長押しというファンクションに気づかない。ワンクリックと長押しとを分ける秒数が可視化できない)だと思っているので、できれば長押し無しでなんとかしたい。

  • Bluetoothの接続やペアリング、機器切替が容易:使う度に「ペアリングは成功した状態で保存されているのに、タブレットとキーボード間が接続されない」ということになったら厄介である。

    OSの設定を開いて、一旦そのペアリングを削除して、キーボードのペアリングボタンを長押しして、要求されたコード番号を入力して、また使うのか。そんな面倒なことを毎回やらなくてはならないキーボードは何か間違っている。

    電源を入れ、一つ目のキーを叩いたときには何の滞りもなく画面に表示されている。そういうのが望ましい。

  • 打鍵音が気にならない:キーを叩いているのだから音が鳴るのは当然だ。しかし、叩いたときの音だけでなく、キーが内部スイッチを沈める音や接点がついた音あるいはバネで返って戻ったときの音など、たいていは複合的に音が奏でられる。

    ぼくは家電や雑貨など、音が気になって使うのをやめてしまうもの、というのがとりわけ多いほうだと自覚している。それに、仕事で使っているノートPCは、キーボードが一年立たないうちにキートップの刻印が剥がれ、[H][K][N][M]あたりのキーは爪の痕がついてしまう。打鍵圧が高いのだ。そういう点で、音については気にしたい。

    自分一人ではさして気にならなかったとしても、喫茶店の中や、飛行機の中など、あまり打鍵音など周囲に聞かせたくないなぁ、というときに限って、ペチペチする音がその空間に異質過ぎて目立ってしまうということもあり得る。

  • キートップの感触が良い:せっかくの良いキーボードだとしても、手触りがまるでギーギー音を立てる黒板のような感じではいただけない。それくらいならツルッツルしてたほうが良い。

    これが素晴らしいと、タブレットなど接続していなくても、触っていたくなるのである。

【Windows用の加点ポイント】

  • JIS配列である:これは完全に好みの問題であるし、ぼくの観測範囲では、ブログ等でキーボードへのこだわりを露呈している人ほどUS配列が好きなように思えている(プログラマーなどの嗜好かもしれない)が、ぼくは分泌文筆業なので、断然JIS配列。

    でもひらがなの刻印がある時点でカッコ悪いのは100%認めます……

  • 独立ファンクションキー(F1~F12)がある:これも上記と同じ理由。とりわけWindowsではカナ変換、半角英数字変換などをファンクションキーでやってしまいたい。これを複合キーでやれ、というのは少しきつい。

    複合キーにするにしても、押しやすい位置にFnキーがほしい。

  • ポインティングデバイスがついている:タブレットなんだからタッチパネルで使えばいいのだけれど、Windowsの場合はいわゆる「メトロ」対応アプリを使うならば良いが、通常のデスクトップ画面はアイコン等を大きくしたとしても、カーソルを出して操作したい。

【iOS用の加点ポイント】

  • 地球マークのキーが単独で存在する:iOSは日本語を変換したあと、予測変換文字列を選択する小さいウィンドウが、出続ける。正確に言うと、句読点を打つまで出続ける。

    文章を句読点の箇所まで入力して変換、というのを繰り返す分には良いが、どこかに文字を挿入する場合はそうはいかない。画面上を適当にタップしても予測変換ウィンドウが出たままになるので、不要な句読点を敢えて打ってそれを消す、という非生産的なことをしなければならない。困った仕様である。iOSの日本語入力開発者は、日本語の文章を打つテストをしないまま公開してしまっているのではないか、とさえ思える。

    そこで、地球儀マークの登場だ。このキーがあると、英数字入力とひらがな入力を切り替えることになるが、そのときに予測変換ウィンドウは消える。これを利用して、パパッと二回叩くと、日本語入力(推測変換出続ける)→英数字入力→日本語入力(推測変換消えている)という流れで切り替わる。なので、この地球儀マークがついていると大変重宝するのである。だが、大抵は複合キーかつ、数字キーなど上方に割り当てられていることが多い。

  • iPadのカバーを兼ねている:これも好みの問題だが、iPadはキーボードを別に持ち歩くよりも、カバーと一体になっていて、色などが合わせてあるタイプのほうが持つ喜びがある。

    そう思わせてしまう(そういうラインナップの周辺機器をサードパーティーに作らせてしまう)のがたぶんApple製品の妙なのかもしれないけれど。これは本当に好みの問題でしかない。

ということで、グダグダと書いてきたが、文章の練習がてら、持っているBluetoothキーボードのうち、良さそうなのを気が向いたときにでも紹介していこうと思う。


TYPO keyboard(iPhone5/5s用)購入レビュー

2014年9月18日(木曜日)

キーボードマニア(楽器じゃなくてBluetoothのほう)も、どうにかしたほうがいいレベルを通り越して、アキバでBluetoothミニキーボードを見つけたら、カギカッコが単独で打てるかどうかをまず確認するクセみたいなのがついているしおにくです。
ところで、秋葉原のチェックは怠ってないつもりではありますが、狭い観測範囲なりに感じたところではiPhone5用のタテ型のキーボード、ほとんど出回ってない感じあります。

2014-09-17 21.55.18そんな中で気になるひと品。今回はiPhone5/5s用の『TYPO keyboard』です。一応商品名には「2」ってついてないですけど、もともと「1」にあたるやつがあったようで、これはBlackBerryのキーボードに似すぎて文句言われたそうで、一般への発売も遅れたとかなんとか。

そんなこともあったからか、なにしろこれを海外に注文してからぼくの手元に届くまでの間に、iPhone6が発表になってしまいましたからね。容易に手に入るようになったときには次世代機が発表になっているあたり、時代の徒花みたいな気がしなくもないですけど、もちろん海外では先に発売されていたので、もうちょっと早く手にした人は多いわけですが…… 日本でこういうのが入ってくるのは若干遅いので、しょうがない。

では、レビューです。まずパッケージ。なんとこんだけ分厚くて、オシャレ感を醸す外装なのに、キーボード部「だけ」剥き出しなんです。吊り下げ式陳列が可能なパッケージの上から、キーボードをプチプチと触ることができる。触れるのいいなぁ、と思いつつ、こんなんビックとかヨドバシとかに吊り下げといたら、3日ももたずにキーが剥げたりポロリ落ちするんじゃないですかね……というよくわからない感想を抱く。

外装の透明プラスチックも厚手でアールがとってある上に、開ける際の分割ラインも水平ではなくナナメに切ってあります。こういうの見ると、手が込んでるなぁって思いますね。最近じゃ珍しくはないパッケージ手法(外装にそれなりにデザインコストをかけるということ)なのかもしれないけれど、それでも「おっ!」って思わせてくるのはいいですね。

パッケージを裏返すと特長が羅列してあって、一番上にAutoCap(自動で大文字にしてやんよ)とか、ピリオドが入力しやすいってことが英語で書いてあるんですが、この2つの機能が日本語変換をやりにくくしているという…… これについては後述します。

そのほか、フルバックライト、画面にソフトウェアキーが表示されないから1/3ぶんスクリーンを有効に使える、キーをロックできる、バッテリーインジケーターがある、通貨記号も入力しやすいよ、みたいなことがこのパッケージには書いてあります。

2014-09-17 21.56.57キー数は35です。4段なので、一番上からQWERTYが始まっちゃってます。以前、iPhone4用で持っていたタテ型キーボード(ケースからスライドしてキー部分が下側に伸びるタイプ)は、46キーだったので、それよりだいぶ少ない。これは単純に11コ少ないということではなく、複合キーを押下した場合に入力できるCharacter種類も少なくなるということになるので、まあ、カギカッコとかはソフトウェアキーボードから使えよ、っていう(えー)。おおよそ会話文の多いラノベ書きには向いていないという仕様ではありますね。(こんな小さいので小説書くなよ、って思う人もいると思うけど、弘法は筆を選ばずっていうじゃん。キーボードだけは選んだって噂だぜ? ←どうでもいい奈良時代ジョーク)

ただ、概ね英文を記述するときに必要な記号は、ShiftやAltキーとの複合押しでほぼ入力できるんで、このへんはキーボード部の写真を見ていただいて、要/不要をご判断いただくしかないかな、と。まあ、ほとんどの人はこういうの買わないか! ぐさっ。

特徴的なキーは、左下のホームキー。これは、このキーボードケースを装着すると、iPhoneのホームボタンが丸々隠れる仕様のため、それでです。これ、ないとiPhoneってアプリすら終了できないんだな……(iPhoneの「設定」→「アクセシビリティ」で画面上に「AssistiveTouch」バーチャルキーを表示させとくことはできますので、それをやっといたほうがいいかも)

次に、バックライトキー。これをONにするとキーボードが白く光るという機能。長押しでBluetoothのペアリング機能。このへんは説明書に書いてあります。スペースキーを挟んで、画面上のソフトウェアキーボードをON/OFFするためのキー兼、長押しでキーロック。その右隣に@キー。Altとの複合押しで通貨記号。通貨記号はデフォでは$で、これが長押しするたびにユーロだの円だのに変わる仕組み。

Enterキーは右下。その上にBackSpace。この上下は入れ替わってたほうが使いやすいだろうなぁ、とは思います。まあ、こういうのは慣れなんですが、ついつい押し間違えて変換を確定したつもりが一文字消えているみたいな事態に。

カンマやピリオドはAltとの複合押しでないと出てこないんですが、ピリオドに関してはスペースキーのダブルクリックでも行けます。ところがこの「スペースキーのダブルクリック」というのが曲者で、日本語変換をしているときに、次候補にキャレットを移すときにスペースキーを使うじゃないですか。しかも連打して選ぶ。この連打が「スペースキーのダブルクリック」判定となって、しかも変換中だった文字を削りやがってピリオドならぬ「。」がそこに出現してしまう。ゲームか。昔のゲームか。蛇が通り過ぎた後に、うんこ(触れると1 miss)が残るみたいなアレか。

変換候補が表示されたら、とっとと画面をタッチして選んでしまうほうが良いかもしれないですね。

さらに、AutoCapのせいで、変換候補の先頭が「なんだよそれ、今俺が入力したローマ字じゃねぇか」みたいな状況が発生する。これはiPhoneの入力の処理で、先頭が大文字だったら英単語の可能性あるから最初の候補がそうなるんでしたっけ。ちょっと不明。通常の漢字変換候補は2つめ以降として出てきます。

2014-09-17 21.58.59キータッチは良好。キーの形が特殊で、大変に押しやすい。キーの出っ張りも画一的ではなく、画期的(文字遊びじゃねーぞ)で、おおよそ左右の親指を使うことを考えられているのか、左親指と右親指のカバー範囲によって、角度がまったく違うようになっているのだ。小さいキーなのに、ようやるわ……

キーの配置も一段目と二段目をきちんと半キーほどずらしてあるので、これもまたPCのキー配列のようで使いやすい。完全に格子状になっていると、キーの位置を間違うはずなので(かつてiPhone4用のミニスライドキーボードがそうだった)このあたりも含めてUI含めた「デザイン」は大変に良いと感じます。

デザインで気になるといえば、iPhoneのカバーとなる部分。せいぜい「バンパー」系ケースを装着したかのような左右幅にとどまっていてこれも悪くない。厚みに関してもキーボード部分がせいぜい数ミリ(5ミリ以下です!)ホームボタンを隠すように増えるだけで、iPhoen4のスライドカバーのような「便利だけど厚みがありすぎて……」というのもナシ。キーボード部分とは別に、側面や背面の手触りは、薄めにラバー系の樹脂を吹き付けてあるのか、サラサラした感じで持ちやすいです。

裏側の写真を撮るのを微妙に忘れてますが、裏側を見るとiPhoneの下部が開口している作りなので、Lightningコネクタ、イヤフォンジャック、内臓スピーカ/マイク部はきちんと使えます!

2014-09-17 21.58.39装着するとほんとうに、BlackBerryの新型か何かかと思わせるようなかっこよさ。

というわけで、最近は「持つ喜びってなんだろう」みたいなことをよく考えるようになってきたので、物好きの人柱的に買いはしました。
普段持ってて楽しい物、気持のよい物でないと、なかなか長続きしないですよね。
持ち歩きたいものほどよく使うようになるし、使いづらいとか、カギカッコ打てるキーが無いとか、そういうマニアックなシノゴノ言う感じの視点は「毎日持ち歩いて楽しい」の前に吹っ飛ぶんだなぁ、と思わせるグッズです。

ところでiPhone6、皆さんは買うんでしょうか…… ぼくはもうちょっとこのキーボードケースを使っていきたいのと、iPhone5をすぐに買わなかったときと似たような理由(参照:ぼくがiPhone5を買わないn個の理由)で、これまでに買ったケースとかもったいないんで、もうちょっと使い続けようと思います!

……そういえば、iPad用に買ったMAD CATZの『S.T.R.I.K.E.R. M』ってキーボードについても、レビューしたほうが良いかな…… あんまし見かけないもんな、記事。ちょっと時間みて考えます。では!