[映画]劇場版 艦これ

昨日、さすがに気持ち的に、最近インプット足りなすぎてどうしようもない感じになったので、仕事を片づけてレイトショーの映画を観に行った。

じつは、一昨日もそうしようと目論んでいたが、二子玉川の109シネマズへ行こうとしたら、電車が発煙騒ぎで止まってしまっていたのだ。渋谷回りでいけばいいものを、自由が丘回りにしたことが失策であった。迂回しようにも間に合わない。チケットはカードで前払い購入済み。映画と電車は関係ないので、もちろん払い戻しなど受けられず。忸怩たる思いで諦めた。金ドブである。しかもどこかで定期券も失くしたし、昼間に参加していたセミナーがむちゃくちゃつまんなかったとか最悪の日だったんである。

そんな体験をしてまで、今日もまた観覧料を払って見たかったのかと言われれば、否、なんだけれども、でもしょうがないじゃん。「ファンビ」や「この世界の~」はカミさんと一緒に観に行きたいし、ほかにレイトショーでうまい時間にやってるのなかったんだもんっ!

というわけで『劇場版 艦これ』感想である。

自分、いわゆる「提督」ではありません。が、テレビアニメ版はよく観ていた。っていうか全部録画してある。提督じゃないとか言って、島風のアクションフィギュアや、大和のそこそこするフィギュアを持っている。が、艦娘の名前を全員言えるほどでもない。たぶん、AKBのセンターの名前は言えるけど他のメンバー全員知らない、という状態と同じくらい。ネタバレもあるっぽいので、続きはクリックしてから読むといいっぽい。

設定のことよく知らないんだけど、この「っぽい」って語尾につけまくるキャラ(夕立)が、戦闘中に目が赤く輝いて、ニュータイプがごとくバンバン敵を粉砕してたんだけど、これは何かあったんだろうか。主人公グループにいたので主人公補正?かとも思ったんだけれども。これソロモン海戦の史実をベースにしてるから、とかなんですかね(今、検索したらこのキャラのベースになってる「夕立」が活躍したと買いてあった)。艦これ知識はそれくらいですすみません。でもそういう活躍をするキャラクターはいいですね。死中に活、という感じ。

この映画、「夜の海怖い」みたいなイメージで始まり、全体的にずっとそう。この世界では艦が沈むとその思いの強さから深海棲艦になり、艦娘はそれと戦っているのだと。その戦いの中で沈められてしまうと因果が断ち切れないので、沈むこと無く殲滅しようということでした。まあ、成仏ですね。往生と成仏と輪廻の話。

アニメで沈められた「如月」が戻ってくるんですが、彼女はすでに深海棲艦であり、徐々に身体を蝕まれていく。彼女と親しい睦月は、変わらぬ友情を育もうとするけれど、やはり運命には抗えず…… というのが中盤までで、終盤でドンパチのすごい作戦が進み、主人公の部隊かつ睦月のピンチに、如月が全てを振り切って駆けつける。大和がドッカンドッカン主砲を放つのは大変にかっこいい。カタルシスがある。

結局、作戦で侵攻していた海域に、輪廻を司る闇の柱みたいなのがあって、主人公の吹雪が突っ込んで、自分がかつて深海に分け置いてきた闇の分身と対話し(エヴァンゲリオンの『心のかたち 人のかたち』の回のよう)、闇を抱きしめることで解決。ウルトラマンオーブのサンダーブレスター使いこなしに近い。

そのストーリーの流れに並行して、加賀がかつて沈められ深海棲艦と化していた記憶があるとか、吹雪が着任する以前の記憶を失っていたのはやはり沈んだ記憶がある(深海に闇は置いてきたのでたぶん深海棲艦にはなってない)とか、それで鉄底海域に近づいても艤装がダメージを受けないとかそういうことが語られる。

気になったのは、ぼくのように艦娘の名を知らない人向けなのか、最初明朝体テロップで艦娘の名前が出てたんだけど、三つくらい出て、あとは出なくなってしまった。あと、如月が深海棲艦であることを皆に言おうか言うまいかのところで、登場人物のセリフに「こそあど言葉」が増えて、あれがそれであれだからああなのかみたいな話になってしまっていてもやもやした。視聴者は画面の外にいるのだから、かまわずに喋ってほしかった(如月が深海棲艦だということはわかったから、観ている我々向けに隠す必要がない)

全体的に、海戦のシーンは迫力があった。ただ、カメラが右から左へ回り込みそうな構図なのに、カットが変わると左画面端から出てくるなどのところがあり、(自分は艦娘をぱっと見分けられるほどではないので)あれ、どこにいた誰だ?となるところはあった。砲撃戦の箇所だけでも何度も何度も観たい感じがあった。

総じて、少女たちの気持ちの疼きなど、心情からどう動くかというような描写は良かったと思う。艦娘のキャラクター映画なのだから、それが引き立っているのは大正解、大正義である。キャラクターが動きを伴ってきっちりしているなーと冒頭から思わせられたのは、天龍が刀(ガンダムで言えば対艦刀?)を抜いて、砲撃を斬り伏せるところなんてのは、とてもケレン味があって良い。また斬ったあとに構えを戻すところもとても良かった。細かいですけど。

あとはなぁ。如月のファンの人にはつらい映画だったろうな、と思ったんだよね、観てて。アニメ版で沈められて、まあ再登場は敵として、というのはこの映画のストーリー上わかりつつも、本当に恐ろしい姿になって、最後、吹雪の謎の力で消えてしまったのだから。スタッフロール後に、ちゃんとあの「髪飾り」をつけた如月が出てきて睦月と親しむシーンがあるので、そこが最終的には救いなのだろうけれど。

あまり知識のないまま観てしまったので、これはまあ仕方ないところ。

パンフレットも売り切れで、思い返そうにもきっかけが足りない感じはあるので、別の映画を観に行ったときに、もう一度売店を覗いてみよう。

というわけで『劇場版 艦これ』の感想でした。

広告

現在コメントは受け付けていません。

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。