モバイルBluetoothキーボードレビュー:特別編『EC Technology Foldable Keyboard』

EC Technology Foldable Keyboard

EC Technology Foldable Keyboard


今回は特別編です。Bluetoothキーボードマニアを公言していると楽しいこともあるもので、レビュー依頼が舞い込んでくるという事態に。
というわけで、Bluetoothキーボードを販売している『EC Technology』さんからカッコ良くて持ち運びにいい『Foldable Keyboard』を送っていただきましたので、僭越ながらレビューしようと思います!

【結論】
持ち歩く喜び、広げたときの整合性。叩きやすいキーサイズ、キーストローク。iOS9にまだしていないiPhone/iPadユーザーにオススメ! Windows(JIS配列)ユーザーはMS Universal Mobileキーボードでいいと思います。
追記:Windows10であれば、US配列への切替が比較的以前のバージョンのOSよりもタップ操作でたどり着きやすくなった(「すべての設定」→「時刻と言語」→「地域と言語」→「言語:日本語」→[オプション]→「ハードウェアキーボードレイアウト」→[レイアウトを変更する])ので、オススメです!

EC Technology Foldable Keyboard

EC Technology Foldable Keyboard

まず、従来はまったくそんなことをしないのですが「開封の儀」から。
シンプルな箱に、製品が折りたたみキーボードであることが一目でわかる写真がバーンと出ています。裏側には、キーボードの配列がしっかり写っていて、その左に対応OS、材質、電波の範囲、待機時間、内蔵電池容量、連続稼働時間、バッテリー寿命なんかが書かれています。キーボードマニアであるぼくはよくショップの店頭であてども無くいろんなキーボードの展示品を試したり、箱を眺めたりしていますが、きっちり箱に配列が写っているのは好感が持てます。これまでのレビューでも何度か書きましたが「あ、カギカッコが単独で打てる!」というのは、かなり重要なことなので。

EC Technology Foldable Keyboard

EC Technology Foldable Keyboard

中には、多言語で書かれた説明書と、充電用USBケーブルが入っています。このあたりは標準的ですね。もちろん説明書には日本語のページも。ただ、一部日本語が翻訳なのか読みづらいところがあります。まあ、説明書をよく読まないで使うことがほとんどな上、ペアリングの仕方さえわかれば特に問題はないと思われます。

EC Technology Foldable Keyboard

EC Technology Foldable Keyboard

ということで、いよいよ使用開始。キーボードは三つ折になっており、中心から左右に開くことができます。閉じます。また開きます…… とても小気味いい。これ、何度もやってしまいますね。何かが何かに変形する、というのはトランスフォーマーの例を挙げるまでもなく、それだけで夢中になってしまう要素だし「持ち歩く物」としての充実感がある。材質は表面がアルミニウムで、畳んだ状態だとハガキ大になりかなりコンパクトです。

開くとUS配列の5段キーボードが現れます。折りたたみの継ぎ目が綺麗に処理されていて、折る部分でキーが寄せられていたりということはありません。Bluetoothのペアリングは「Fn+C」キーで行います。OSの切り替えは「Fn+Q」でAndroid、「Fn+W」でWindows、「Fn+E」でiOSとなっています。

US配列なので、普段JIS配列のキーボードを使っているぼくのWindows環境では、キーの刻印と実際に打ち込まれる字が変わってしまうため(これは当然のことでキーボードには問題はないのですが)、今回はiOSで使うことにします。
追記:Windows10であれば、US配列への切替が比較的以前のバージョンのOSよりもタップ操作でたどり着きやすくなった(「すべての設定」→「時刻と言語」→「地域と言語」→「言語:日本語」→[オプション]→「ハードウェアキーボードレイアウト」→[レイアウトを変更する])ので、オススメです!

「Fn+E」でiOSモードに切り替えます。英語と日本語をiOSで使用している場合、入力言語の切り替えはソフトウェアキーボードでもハードウェアキーボードでも大抵地球儀のマークの付いたキーを押せばいいのですが、それがないので「Win+Space」を使用します。ただし!今のところ(2015年9月26日現在)iOS9ではそのキーの組み合わせでも入力変更ができません。地球儀マークがついているキーボードでさえそのキーが効かなくなっているので、これはiOS9の仕様のようです。iOS8だと「Win+Space」キーで切り替えることができます。

打鍵感は極めて良好です。広げたときのサイズが25.1cmくらいなので、これまでレビューした中でいうと「ThinkPad Tablet 2 Keyboard」に近いといえます。押下したときもキーストロークが1mm強あるのと、底打ち感が柔らかすぎず、打ちやすい。蝶番の左右で打鍵感が変わらないということも含め、こういったギミックを有するキーボードにありがちな打ちにくさというのは無いというのが意外。こういうのを「良くできている」と言うんだろうなぁ、という感じです。

vs MS Universal Mobile Keyboard

vs MS Universal Mobile Keyboard

さて、色々と比較してみようと思います。以前このブログのレビューで、OSをまたいで使うならベストバイでは、という結論となった『Microsoft Universal Mobile Keyboard』です。MSのほうはJIS配列なので、キーの並びから来る優劣はこの際考えないことにしますが、どちらも5列というところでそこまで大きな差異は…… エンターキーですね。MSはエンターキーが縦に大きくなっていますが、このFoldableはエンターキーが横に2キー分のサイズ。カーソルキーはMSのほうは上下キーが半分のサイズに詰められていますが、こちらはきちんと1キー分あります。
iOS(しつこいですがiOS9だとだめなので、iOS8です)Fnキーを組み合わせることで例えば音楽の再生だったりボリュームの操作だったり、コピー&ペーストだったりということができるあたりは、おおよそ様々なキーボードについている機能ですので特筆すべき、というところでもない感じはしますが、しっかり働きます。

MSのほうは切替スイッチで最大3台の端末とペアリングできますが、こちらのFoldableは、切替こそできますが、端末とのペアリングは1台なので、端末を変えた場合はペアリングし直しです。機能的にはそのあたりの違いですが、やはり大きな違いは「重さ」ですね。このFoldableは185グラム弱。MSは220グラム強(カバー無し)なので、この重さの違いは大きい。折りたたむとハガキ大(厚みは1.5cm)になることもあり、簡易的なタブレットスタンドと一緒に持ち歩いても、大変にカバン内スペースの節約+軽量化となります。

vs TOR-BT02

vs TOR-BT02

次に比べたのは二つ折りの「ミヨシ TOR-BT02」です。こちら、材質が樹脂なので重さが145グラム程度、Foldableよりさらに軽いということになります。しかも6列JIS配列です。折り畳んだサイズもFoldableとほぼ同じハガキ大。これはなかなか比較対象として強敵です。BT02は、中央で二つ折りかつ、Foldableのような分割した底板を綺麗にスライドして収める機構がないため、蝶番付近の[T][Y][G][H][V][B]のキーが大きく作ってあります。そのため、いつもフルキーを打っていたりすると微妙な位置のズレに指が対応できずにミスタイプが多くなってしまうんですね。とはいえJIS配列のキーボードはiOSマシンではかえって使いづらいので、Windowsを使いたいときはBT02、iOSを使いたいときはFoldableという選択になると思います。二つも似たようなモノを持てるかって? Bluetoothキーボードマニアにそれは愚問というもの。持ち歩く端末によって別のキーボードをチョイスする。それがジャスティス。

ということで総評になりますが、iOSユーザーで、(1)スタイリッシュで(2)軽くて(3)打ちやすい キーボードを求めているなら、これ。ただしiOS9にアップグレードしてしまった人、買った端末がすでにiOS9だった人は、英語/日本語切替やFnと組み合わせて使うキーが不自由なことは覚悟してください、という感じです。iPadのフタにはならないし、スタンドもついてないですが、折りたたみのギミックと、そのギミックがついていても整ったキーボード、というのはかなり良いです。軽いので、iPadにくっつけるカバーを別途持ち歩く余裕もできます。

このあたり、US配列のキーボードってのは、(MADCATZのSTRIKEMもそうなんですが)普段使い慣れてないとWindowsタブレットで使うのがつらいのだよなぁ。OS側でどんなキーボードが繋がってるか判定してキーアサインを自動で変えてくれればいいんですけどね。
つくづく、変換なんて動作を挟まなければ数多くの文字を打ち分けられない言語を入力することの難しさみたいなものを感じます。
追記:Windows10であれば、US配列への切替が比較的以前のバージョンのOSよりもタップ操作でたどり着きやすくなった(「すべての設定」→「時刻と言語」→「地域と言語」→「言語:日本語」→[オプション]→「ハードウェアキーボードレイアウト」→[レイアウトを変更する])ので、オススメです!

ということで、今回は特別編ということで、『EC Technology Foldable Keyboard』のレビューをしてみました。いつも持って歩くものだから、持つ喜びみたいなのは重視していいと思うんですよね。

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