モバイルBluetoothキーボードレビュー:その3『FILCO Majestouch MINILA Air(黒軸)FFBT68ML-NB』

FILCO Majestouch MINILA Air(黒軸)

FILCO Majestouch MINILA Air(黒軸)

いつもブログを忘れた頃に更新している気がします。ここまでくるとモバイルキーボードと呼んでいいのかわかりませんが、カバンに入らないわけではないのと、Bluetooth接続なこと、そしてモバイルの際でも「しっかりとしたキーボード」という選択肢を考えて、紹介します。『FILCO Majestouch MINILA Air(黒軸)FFBT68ML-NB』です。

FILCOのキーボードを買うのは、実に15年ぶりくらいです。その昔、SONYから「VAIOコンポ」というフロントローディングタイプのCD-ROMドライブと、銀色でコンパクトな筐体がウリのデスクトップパソコンが出ていたのですが、それにFILCOのトランスルーセントカラー(当時流行ってましたよね、半透明)のメカニカルスイッチ方式のキーボードを使っていたんです。メカニカルスイッチですから、とにかくカチャカチャうるさい。夜中に作業することが多かったので尚更だった、みたいな印象があります。それ以降はいわゆるデスクトップPCというのは買っていないので、まあ、思い出話としてはそんな感じです。

【結論】

ノートPCのキーボードがペナペナしててダメだ! という人は、10インチ以上のタブレットと組み合わせて持ち歩くと大変良いのでは。10インチ以上と書いたのは、それくらいのを持ち運ぶ人にとって、このキーボードの重さはどうってことないだろうから……

重量が、電池(単4乾電池2本使います)を除いて680gと、重いです。けれど、その重さに打鍵の安心感があるので、これはもう重さも機能のうちだと思います。

【特徴】

選べるキーストローク(軸)
なんといっても、最近のノートPCやペナペナした感じのモバイルキーボードとは全く違うそのキータッチ、キーストロークが一番の特徴だと思います。長らくデスクトップ機を使ってこなかった自分にとっては、これだ、これがあれば勝てる!みたいな雰囲気。

今回は「黒軸」という重めの(しかし、底打ちしなくても文字が入力される)ものを買いました。ぼくは打鍵圧が高い(すぐキートップの刻印が削れる)んで、重いキーで底打ちしないで済むほうが腕への負担も軽いと考えています。店頭で実際に触って確かめてから買いましたので、そのへんで後悔しそうな人はいきなりアマゾンで買うんじゃなくて店頭で試すのが良いと思います。

乾電池駆動
前回紹介したエレコムのFBP013のように、乾電池駆動です。まあ、これ、家やオフィスで置いて使うだろ、ということで予備電池さえ手元にあればどうでもいいことのように思えます。

【大きさや重さ】
さきほども書いたように、重いです。大きさは、幅が約30cm(測ったら297mmだった)あります。僕の手だと右小指がEnterにすぐ届かないですね。20cmくらいのモバイルキーボードに慣れてしまっているからか、Enterキーってこんなに遠かったっけって思います。

そしてこれはぼくの癖なのですが、とにかく連文節変換がヘタクソで、昔のワープロを使っていた時代の名残で、すごく細かく分節を切るという癖がある。しかも句読点は独立して一字分だけ叩いてしまう。こういう使い方をすると、どうしたってEnterキーを叩く回数が増えるため、まったくよくない。これは文章作成のスピードに如実に関わるのでどうしようもないですね。

【キーのいろいろ】
68キーなので、おおよそファンクションキーだったり、HomeやPgUp的なキーはFnキーとの複合で使うことになる、ということで、モバイルキーボードならではの観点、複合キーが押しやすいか否かみたいな話になるんですが、これ、相当扱いやすいです。

Fnキーがスペースキーの両脇についているので、右手左手どちらの親指でもスッと押せるため、それほど不便は感じないです。WASDではないのだけれど、ESDFに↑←↓→が割り当てられているので、カーソル移動をしたい場合でもいわゆるホームポジションから手を動かすことなくFnキーとこれらの組み合わせで移動できてしまいます。当然、日本語入力中の文節位置変更にも使うことができるので、通常のキーボードよりもかえって使いやすいのではないかと思ってしまうほどです。

そして、このキーボードは裏面に用意されているディップスイッチでいくつかのキーをハードウェア的に切り替えることができます。左右のFnキーをスペースキーにしたり、Escキーを「半角/全角キー」にしたりすることができます。押し間違えやすいWinキー(Appキーも)を無効にすることも可能。このあたりは、自分の使い慣れた設定ができたらラッキー程度かな、とは思いますが(自分はひとつもディップスイッチをいじらないで使えている)。

キー位置で言えば、ぼくは日本語入力(IMEのON/OFF)を、IMEのキーアサインで「変換キー」で行うというのをここ20年やっていたのですが、(Windows95の時は専用のフリーウェアで変換キーをIMEのON/OFFにしていたほど)このキーボードには「変換キー」というのがなく、Fnキーとスペースキーの組み合わせで使います。かたや、左Fnキーの左隣に「無変換キー」がありますので、これをIMEのON/OFFに割りあててもいいかなと思いました。右Fnキーの右隣に「Kana」キーがありますので、キーアサインのカスタマイズでこの辺りはどうとでもなると感じますんで、普段どのようなキーに何を割り当てて使っているかによって、一番使いやすいようにするのが良いと思います。

【その他】

iOSへの対応が気になるところかと思いますが、他のJISキーボードと同様、一部記号がズレますので、iOSでの使用はあまりお勧めしません。

機器は3台登録することができ、3台を超えると最初に登録したペアリングが消えて更新される感じです。Bluetoothにおけるチャタリングだったり、入力レスポンスという点では、今のところ気になるところはありません。

考えながら文章を打つ時間というのは、思いもかけず長いものですので、IMEやエディタの入力~画面描画が遅いようなタブレットPCで使う場合はどんなキーボードを使ってもどうしようもないわけで。Bluetooth機器との相性みたいなのはどんな組み合わせでもあると思います……

ちなみに、最近まで、家のタブレットPCのマウス操作がすっとろくて、こりゃダメなタブレット買っちゃったのかなとかずっと思ってたんですが、ふと思い立って有線マウスを繋いだらすばらしく快適で、キーボードは打ち漏らしないのに、マウスはダメなのかと、びっくりしました。マウスをUSBアダプタをつける方式の無線マウスに替えたら、まったくストレスなくなったんですけどね。余談でした。

あと、裏側に足がついていて、奥側が6mmほど持ち上がります。この状態でぼくはパームレストを使ってどのキーにも指が届きやすいように調整しています。あの、こういうの、こだわるとほんと肩コリとか腱鞘炎とかを避けるのに役立つので、ガシガシ文章を打って手を痛めている系の人は、やってみるといいと思います。キーボードの下にタオルを敷いて高さを調整したり、タオルを丸めて手首に敷いてみるなんてところからがお勧めです。

そんなわけで、キーボードをダカダカ打ちたい御仁は、最近の無線キーボードとしては高いかもしれないんですけど(12,800円くらいする)、快適な打鍵生活のために検討してみても良いのではないかと思いました! もうキーボードは増やさないぞ!(何度目かの淡い決意)

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