【結論】
7~8インチのWindowsタブレットを使用しているならぴったり。狭いキーボードを打ちづらいと感じたり、乾電池駆動、スタンド無し、というのが気掛かりになるならNGか。アマゾンのレビューにチャタリング報告が多め。
まず、iOSでの使用はまったく薦めません。JISキーボードなので、配列(キートップの印字)が違ってしまうのは、本当につらい。
実はこれ、2009年くらいにPS3用に買ってあったんですね。で、2010年に初代iPadが出て、そのとき僕はUS配列とJIS配列の違いを如実に感じたことがなくて、iOSが要求するのがUS配列のキーボードだとは思ってもいなかったんですね。それでiPadにつなげて使って、なんと使いづらい(そりゃカッコの位置がずれるんだから)んだろうと、またPS3専用になっちゃってた。
ところが、LenovoのMiix 2 8を使うようになってから、これが大活躍。荷物をコンパクトにまとめたいけど、それなりの仕事はしたい、という欲張りな状況でもかなりイケる。
【特徴】
キーボードにそこそこ角度がつく
キーボードが平坦ではなく若干角度がついておりく、底面の足を起こすとさらに角度がつく。モバイルキーボードは机の上に置くとペタッとしてしまうものが多いことを考えると、これだけでも打ちやすさが違うものかと感激してしまう。案外角度つけられないキーボード多いので、これは加点ポイントだなぁ。
9台の端末が接続可能
PS3につないでいたし、その後もいろいろ繋いだのだけれども、9台まで接続可能で、切替もできます。ただし、インジケーターなどがないので、今何番目の端末に繋いでいるのかよくわからないというのはある。
乾電池駆動
モバイルガジェットばかりを追いかけていると、いまどき、miniBで充電できない機器のほうが珍しいみたいな感覚に陥ってしまうのだけれど、なんとこれは乾電池駆動。まあ、どこにでもコンビニあるから万一のときでも買えるし。それ以前に、全然電池がなくならない。これまでに2回くらいしか変えたことない感じする。充電式の乾電池では使ったことがないので、なんとも言えない。
【大きさや重さ】
横幅が221mmで、まさにミニキーボードという感じが良い。かつて、Libretto20と50を持ってたんですけど、ああいう感じを彷彿とさせる。キータッチも思い出してみれば近いかも。重さは乾電池込みで実測260gくらい。ミニキーボードとしては標準的かな、と思います。前回の『Microsoft Universal Mobileキーボード』がカバー込で360gだったことを考えると、まあ、軽いですね。外装がプラスチックだからか、そんなにずっしり感はないので良いかも。300g~400g台のタブレットと組み合わせても、ノートPCほど重くならないというのもポイント。
【キーのいろいろ】
- 日本語入力に必要なキーはひと通り揃ってます! ファンクションキーもあるし。複合キーを使うとしたら、[Fn]キーとカーソルキーの組み合わせで[PgUp][PgDn][Home][End]を使うくらい。83キーです。
- 驚くほど[¥]キーが小さいですが、ぼくはお金のことをほとんど書かないので使わないですね(ぇ
- 83キーということもあってか、スペースバーの右側には[Alt]や[Ctrl]はありませんので、右手でこれらを打鍵する人はつらいかも。
- キーの打鍵音がパンタグラフ方式ということもあってか、若干チャカチャカいう。キーのあそびの部分で鳴っちゃうんですね、どうしても。これはどんなキーボードでも(シリコン製じゃなければ)だいたい避けられない。そんな感じなので飛行機の中で打鍵圧の高いぼくは指の腹でそろそろ叩くという感じだった。とはいえキーを叩いてる感はちゃんとあるので、バリバリ打てる。
【その他】
Bluetoothキーボードマニアになったときには、すでに所持していたわけで、しかも今でも現役。5年以上使ってるので、ひょっとしてベストバイに最初に出会っていたのでは? と思えてしまうほど。価格もアマゾンで3,000円くらいと大変リーズナブルなので、コストパフォーマンスは良い。WindowsでJISキーボードを使いたい人で、「できるだけ小さく」だけど「ちゃんと打てる」のが欲しいというならこれ、かなぁ。