TYPO keyboard(iPhone5/5s用)購入レビュー

キーボードマニア(楽器じゃなくてBluetoothのほう)も、どうにかしたほうがいいレベルを通り越して、アキバでBluetoothミニキーボードを見つけたら、カギカッコが単独で打てるかどうかをまず確認するクセみたいなのがついているしおにくです。
ところで、秋葉原のチェックは怠ってないつもりではありますが、狭い観測範囲なりに感じたところではiPhone5用のタテ型のキーボード、ほとんど出回ってない感じあります。

2014-09-17 21.55.18そんな中で気になるひと品。今回はiPhone5/5s用の『TYPO keyboard』です。一応商品名には「2」ってついてないですけど、もともと「1」にあたるやつがあったようで、これはBlackBerryのキーボードに似すぎて文句言われたそうで、一般への発売も遅れたとかなんとか。

そんなこともあったからか、なにしろこれを海外に注文してからぼくの手元に届くまでの間に、iPhone6が発表になってしまいましたからね。容易に手に入るようになったときには次世代機が発表になっているあたり、時代の徒花みたいな気がしなくもないですけど、もちろん海外では先に発売されていたので、もうちょっと早く手にした人は多いわけですが…… 日本でこういうのが入ってくるのは若干遅いので、しょうがない。

では、レビューです。まずパッケージ。なんとこんだけ分厚くて、オシャレ感を醸す外装なのに、キーボード部「だけ」剥き出しなんです。吊り下げ式陳列が可能なパッケージの上から、キーボードをプチプチと触ることができる。触れるのいいなぁ、と思いつつ、こんなんビックとかヨドバシとかに吊り下げといたら、3日ももたずにキーが剥げたりポロリ落ちするんじゃないですかね……というよくわからない感想を抱く。

外装の透明プラスチックも厚手でアールがとってある上に、開ける際の分割ラインも水平ではなくナナメに切ってあります。こういうの見ると、手が込んでるなぁって思いますね。最近じゃ珍しくはないパッケージ手法(外装にそれなりにデザインコストをかけるということ)なのかもしれないけれど、それでも「おっ!」って思わせてくるのはいいですね。

パッケージを裏返すと特長が羅列してあって、一番上にAutoCap(自動で大文字にしてやんよ)とか、ピリオドが入力しやすいってことが英語で書いてあるんですが、この2つの機能が日本語変換をやりにくくしているという…… これについては後述します。

そのほか、フルバックライト、画面にソフトウェアキーが表示されないから1/3ぶんスクリーンを有効に使える、キーをロックできる、バッテリーインジケーターがある、通貨記号も入力しやすいよ、みたいなことがこのパッケージには書いてあります。

2014-09-17 21.56.57キー数は35です。4段なので、一番上からQWERTYが始まっちゃってます。以前、iPhone4用で持っていたタテ型キーボード(ケースからスライドしてキー部分が下側に伸びるタイプ)は、46キーだったので、それよりだいぶ少ない。これは単純に11コ少ないということではなく、複合キーを押下した場合に入力できるCharacter種類も少なくなるということになるので、まあ、カギカッコとかはソフトウェアキーボードから使えよ、っていう(えー)。おおよそ会話文の多いラノベ書きには向いていないという仕様ではありますね。(こんな小さいので小説書くなよ、って思う人もいると思うけど、弘法は筆を選ばずっていうじゃん。キーボードだけは選んだって噂だぜ? ←どうでもいい奈良時代ジョーク)

ただ、概ね英文を記述するときに必要な記号は、ShiftやAltキーとの複合押しでほぼ入力できるんで、このへんはキーボード部の写真を見ていただいて、要/不要をご判断いただくしかないかな、と。まあ、ほとんどの人はこういうの買わないか! ぐさっ。

特徴的なキーは、左下のホームキー。これは、このキーボードケースを装着すると、iPhoneのホームボタンが丸々隠れる仕様のため、それでです。これ、ないとiPhoneってアプリすら終了できないんだな……(iPhoneの「設定」→「アクセシビリティ」で画面上に「AssistiveTouch」バーチャルキーを表示させとくことはできますので、それをやっといたほうがいいかも)

次に、バックライトキー。これをONにするとキーボードが白く光るという機能。長押しでBluetoothのペアリング機能。このへんは説明書に書いてあります。スペースキーを挟んで、画面上のソフトウェアキーボードをON/OFFするためのキー兼、長押しでキーロック。その右隣に@キー。Altとの複合押しで通貨記号。通貨記号はデフォでは$で、これが長押しするたびにユーロだの円だのに変わる仕組み。

Enterキーは右下。その上にBackSpace。この上下は入れ替わってたほうが使いやすいだろうなぁ、とは思います。まあ、こういうのは慣れなんですが、ついつい押し間違えて変換を確定したつもりが一文字消えているみたいな事態に。

カンマやピリオドはAltとの複合押しでないと出てこないんですが、ピリオドに関してはスペースキーのダブルクリックでも行けます。ところがこの「スペースキーのダブルクリック」というのが曲者で、日本語変換をしているときに、次候補にキャレットを移すときにスペースキーを使うじゃないですか。しかも連打して選ぶ。この連打が「スペースキーのダブルクリック」判定となって、しかも変換中だった文字を削りやがってピリオドならぬ「。」がそこに出現してしまう。ゲームか。昔のゲームか。蛇が通り過ぎた後に、うんこ(触れると1 miss)が残るみたいなアレか。

変換候補が表示されたら、とっとと画面をタッチして選んでしまうほうが良いかもしれないですね。

さらに、AutoCapのせいで、変換候補の先頭が「なんだよそれ、今俺が入力したローマ字じゃねぇか」みたいな状況が発生する。これはiPhoneの入力の処理で、先頭が大文字だったら英単語の可能性あるから最初の候補がそうなるんでしたっけ。ちょっと不明。通常の漢字変換候補は2つめ以降として出てきます。

2014-09-17 21.58.59キータッチは良好。キーの形が特殊で、大変に押しやすい。キーの出っ張りも画一的ではなく、画期的(文字遊びじゃねーぞ)で、おおよそ左右の親指を使うことを考えられているのか、左親指と右親指のカバー範囲によって、角度がまったく違うようになっているのだ。小さいキーなのに、ようやるわ……

キーの配置も一段目と二段目をきちんと半キーほどずらしてあるので、これもまたPCのキー配列のようで使いやすい。完全に格子状になっていると、キーの位置を間違うはずなので(かつてiPhone4用のミニスライドキーボードがそうだった)このあたりも含めてUI含めた「デザイン」は大変に良いと感じます。

デザインで気になるといえば、iPhoneのカバーとなる部分。せいぜい「バンパー」系ケースを装着したかのような左右幅にとどまっていてこれも悪くない。厚みに関してもキーボード部分がせいぜい数ミリ(5ミリ以下です!)ホームボタンを隠すように増えるだけで、iPhoen4のスライドカバーのような「便利だけど厚みがありすぎて……」というのもナシ。キーボード部分とは別に、側面や背面の手触りは、薄めにラバー系の樹脂を吹き付けてあるのか、サラサラした感じで持ちやすいです。

裏側の写真を撮るのを微妙に忘れてますが、裏側を見るとiPhoneの下部が開口している作りなので、Lightningコネクタ、イヤフォンジャック、内臓スピーカ/マイク部はきちんと使えます!

2014-09-17 21.58.39装着するとほんとうに、BlackBerryの新型か何かかと思わせるようなかっこよさ。

というわけで、最近は「持つ喜びってなんだろう」みたいなことをよく考えるようになってきたので、物好きの人柱的に買いはしました。
普段持ってて楽しい物、気持のよい物でないと、なかなか長続きしないですよね。
持ち歩きたいものほどよく使うようになるし、使いづらいとか、カギカッコ打てるキーが無いとか、そういうマニアックなシノゴノ言う感じの視点は「毎日持ち歩いて楽しい」の前に吹っ飛ぶんだなぁ、と思わせるグッズです。

ところでiPhone6、皆さんは買うんでしょうか…… ぼくはもうちょっとこのキーボードケースを使っていきたいのと、iPhone5をすぐに買わなかったときと似たような理由(参照:ぼくがiPhone5を買わないn個の理由)で、これまでに買ったケースとかもったいないんで、もうちょっと使い続けようと思います!

……そういえば、iPad用に買ったMAD CATZの『S.T.R.I.K.E.R. M』ってキーボードについても、レビューしたほうが良いかな…… あんまし見かけないもんな、記事。ちょっと時間みて考えます。では!

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